電通、米国における展開強化のため「DEG」を完全子会社化 セールスフォース・ドットコム最大パートナーの1つ

株式会社電通は、米国の大手デジタルマーケティング会社「Digital Evolution Group LLC」(DEG)の買収を発表した。海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通して、同社株式100%を取得することで株主と合意した。
DEGは1999年9月に設立。米国カンザス州オーバーランドパーク市に本社を置き、デジタルマーケティングおよびテクノロジー関連の包括的なサービスを提供している。従業員数は300名で、2017年12月期の収益(Revenue)は4582万ドル(約51.7億円)。
とくに戦略立案、コンテンツ開発、データの活用・分析、Eコマース関連サービスに強みを持っているという。セールスフォース・ドットコム最大のパートナーの1つである他、多数の有力プラットフォーム企業とも提携している。
今後電通は、グループのグローバルネットワーク・ブランドの1つである「Isobar」に同社を組み込み、米国における事業規模拡大とサービス機能強化に注力する方針。これに合わせブランド呼称を「DEG, Linked by Isobar」(DEG・リンクト・バイ・アイソバー)へと改称する。