トランス・コスモス、2018年3月期決算 先行投資に注力し結果赤字に

トランス・コスモス株式会社は、2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :2666億4500万円(前年比 10.0%増)
営業利益  :60億9200万円( 同 24.6%減)
経常利益  :18億0200万円( 同 73.3%減)
当期純利益 :マイナス21億7600万円(前年 71億5600万円)

デジタルマーケティング、EC、コンタクトセンターを統合したDECサービスや、バックオフィス・設計開発などの業務を中心としたBPOサービスを積極的に展開したことで、受注が増加し売上高は堅調に増加した。
一方で、オペレーションセンターの稼働率が改善するなど、収益性は改善基調だったが、人件費を中心に将来の成長に向けた先行投資に注力したため、販売費および一般管理費が増加した結果、営業利益は大幅減となった。また、一部関連会社ののれんを一括償却したことにより投資損失が増加し、経常利益は73.3%減益となった。そのほか、関係会社株式売却益や投資有価証券売却益も減少するなどしたため、親会社株主に帰属する当期純損益は、前年のプラスからマイナス21億7600万円に大幅減となった。