楽天、収益増も販促費増・市況悪化で利益減少 16年2Q決算

楽天株式会社は、2016年12月期第2四半期(2016年1月1日~2016年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上収益 :3689億0600万円(前年同期比 11.1%増)
営業利益 :487億8400万円( 同 11.8%減)
税引前利益:471億2100万円( 同 12.9%減)
四半期利益:265億4900万円( 同 4.2%減)

2016年2月に発表した中期戦略「Vision 2020」を踏まえた施策を強化。インターネットサービス事業の主力である国内ECにおいては 、積極的な販促、スマートデバイス向けサービスの強化、オープン化戦略などを実施し、売上を堅調に増加させた。海外は、米Ebates社の順調な成長にともない業績は改善が進んだ。FinTech事業は、証券サービス以外は好調。楽天カード会員増により手数料収入が増加。楽天銀行のサービスも拡大し、増収増益となった。
最終的に、全体での売上は3689億0600万円(前年同期比 11.1%増)だったが、販促活動の費用増および株式市況悪化などの影響により、Non-GAAP営業利益は583億7800万円と前年同期比で7.3%減となった。