電通、米国のBtoB広告会社「ジャイロ」を買収へ BtoB領域ブランドを再編

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、米国のBtoB領域専門の広告会社「Gyro, LLC」(ジャイロ)の株式100%を取得することで、同社株主と合意した。
ジャイロは、1999年にロンドンで設立。2009年に米国に進出し、独立系では世界最大級のBtoB広告会社へと成長している。現在は世界7カ国で展開しており、多国籍企業を含むおよそ240社にサービスを提供している。とくにコンテンツ制作を含むクリエーティブ領域のケイパビリティに高い定評がある。
全世界のBtoBマーケティング市場は、2019年には2,300億ドル規模に成長し、そのうち広告関連市場が年間700億ドル~800億ドルを占めると予想されている。
電通グループは、2月にBtoB領域専門のグローバルブランド「Interprise」を立ち上げているが、株式取得後、はジャイロに統合し、BtoB領域の再編を行う方針。これにより、統合後のジャイロは、世界9カ国・地域に拠点を持つBtoB領域専門の広告会社となる見込み。