ユナイテッド、アドテク事業は好調ながらゲームタイトル不振で大幅な減収減益 2020年3Q決算
ユナイテッド株式会社は、2020年3月期第3四半期の業績(2019年4月1日~2019年12月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :159億8400万円(前年同期比 30.3%減)
営業利益 :32億6700万円( 同 71.0%減)
経常利益 :32億2300万円( 同 71.3%減)
四半期純利益 :4億0200万円( 同 94.5%減)
中期経営計画「UNITED2.0」の「集中期」にあたる当期間においては、新規事業やプロダクトへの投資を継続する一方で、事業ポートフォリオの整理および注力事業の絞り込みを推進。
アドテクノロジー事業は、アプリ広告領域における売上高が増加したこと、およびウェブ広告領域を中心にプロダクト間の連携強化や運用体制の効率化といった収益性改善施策に引き続き取り組んだこと等により、売上高は48億5189万円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は4億1580万円(前年同期はセグメント損失6068万円)と増収増益だった。
ゲーム事業は、既存タイトルのリリース後の経年による売上高の逓減、前連結会計年度にリリースした複数タイトルの不振および新規タイトルの開発投資が増加したこと等により、売上高は17億4913万円(前年同期比2.5%減)、セグメント損失は7億8380万円(前年同期はセグメント損失2億8862万円)と減収減益だった。
なお、前第3四半期連結会計期間より連結子会社化した株式会社トライフォートについては、ゲーム以外のアプリ開発事業を分社化しその全株式を取得の上、分割後の株式会社トライフォートの全株式を譲渡する。
コンテンツ事業は、キラメックス株式会社が好調であること等により、売上高は41億4445万円(前年同期比22.8%増)と増加したが、株式会社Smarpriseおよび株式会社アラン・プロダクツにおけるビジネスモデル転換や新規事業開発の遅延により、セグメント損失は4億8578万円(前年同期はセグメント損失1億5339万円)と増収ながら減益幅が拡大した。なお株式会社Smarpriseは、全株式を譲渡する。株式会社アラン・プロダクツは、解散する。