ベクトル、売上大幅増ながらHR事業の不振などで四半期純利益は赤字に 2020年2Q決算

株式会社ベクトルは、2020年2月期第2四半期の業績(2019年3月1日~2019年8月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :179億3100万円(前年同期比 39.7%増)
営業利益   :12億7300万円( 同 14.5%減)
経常利益   :13億0500万円( 同 30.7%減)
四半期純利益 :マイナス6億7900万円( 前年同期 10億円)

新たなサービスの1つとして2019年4月から開始した、タクシーの車内に設置するタブレットを活用したIoTサイ
ネージサービスは広告出稿が好調に推移。一方、近年M&A等により取得した事業分野のうちHR(人事)事業については、引き続き事業体制の整備と最適化に取り組んでいる段階のため、業績を下振れさせる要因になった。M&A等により取得した子会社の一部事業の業績も、想定を下回り、特別損失としてのれんの減損損失を計上した。
これらの結果、売上高は前年同期比39.7%増と好調だったが、営業利益・経常利益は大きく減少し、親会社株主に帰属する四半期純損失としてマイナス6億7900万円を計上した。
なお事業別では、主軸のPR事業の売上高は88億3500万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は9億4500万円(前年同期比1.7%減)だった。ニュースリリース配信事業の売上高は13億7400万円(前年同期比29.3%増)、営業利益は3億4500万円(前年同期比44.9%増)だった。