電通、インドのデータ分析会社「ウガム」を買収 グローバル企業向けオフショアサービスを強化
株式会社電通は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通して、インドのデータ分析会社「Ugam Solutions Private Limited」(ウガム)の株式87%を取得すること、および今後完全子会社化するオプションを有することで、同社株主と合意した。
ウガムは、2000年にインドで設立。調査分析、小売分析、顧客のIT導入支援、Eコマースのコンテンツ最適化等に強みを持つ、有力なデータ分析会社。米国、オーストラリアにも拠点を構えており、フォーチュン500社のうち75超の企業に、データアナリティクス領域におけるオフショアサービス等を提供している。従業員数は1,838名で、2019年3月期の収益(Revenue)は36億8500万インドルピー(約58.9億円)。
グローバルネットワーク・ブランドの1つであるデータマーケティング会社「Merkle」(マークル)の事業規模の拡大と、オフショアの分析サービス機能強化が狙い。今後は、ブランド呼称を「Ugam, a Merkle Company」(ウガム・ア・マークル・カンパニー)へと改称しサービスを提供する。