イムラ封筒、選挙関連等のスポット需要に助けられ売上キープ 2020年1Q決算
株式会社イムラ封筒は、2020年1月期第1四半期(2019年2月1日~2019年4月30日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :61億1300万円(前年同期比 1.9%増)
営業利益 :2億5000万円( 同 46.8%増)
経常利益 :2億5300万円( 同 38.4%増)
四半期純利益 :1億5300万円( 同 19.3%減)
普通通常郵便物およびメール便の取扱数量、ダイレクトメール市場の動向などが減少傾向にある一方、通販市場は堅調な動きを持続しており、包材関連需要の拡大があり、売上は1.9%増。一方、材料価格や運搬費の値上りの影響に加え、本社移転費用も発生したが、固定労務人件費等の固定費の減少で吸収されたことで、営業利益は大きく増加した。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税等調整額が増加したことから、1億5300万円(前年同期比19.3%減)となっている。
パッケージソリューション事業では、選挙関連等のスポット需要が発生するものの、教育関連企業向けならびに金融機関向けの販売実績が低迷したこともあり、売上高は48億1000万円(前年同期比0.2%減)と減収となったが、固定費の負担減少もあって、営業利益は1億8000万円(前年同期比10.9%増)となった。
メーリングサービス事業では、着実な成果を上げていることに加えて、4月の統一地方選挙にともなう選挙関連サービスの受託も加わったことから、売上高は8億8800万円(前年同期比31.5%増)、営業利益は5200万円(前年同期は営業損失3700万円)となった。
その他事業では、改元にともなう発注手控えや封入機の販売が低調であり、売上高は4億1400万円(前年同期比17.8%減)となり、営業利益は1500万円(前年同期比64.9%減)と落ち込んだ。