映像制作大手のTYO、円谷プロの株式をバンダイに一部譲渡
CM制作などを手がける映像制作大手の株式会社ティー・ワイ・オーは、平成21年7月23日開催の当社取締役会において、連結子会社である株式会社円谷プロダクション株式の一部(15.6%)を株式会社バンダイへ譲渡することを決議した。
株式の一部譲渡により、円谷プロとバンダイの事業関係を更に強化するねらい。
TYOは、平成19年10月に円谷プロをグループ化して以来、同社の経営再建に取り組んでいた。
平成20年1月には、円谷プロの事業を更に拡大・活性化させ、「ウルトラマン」シリーズ作品の戦略的な展開を図るべく、キャラクターマーチャンダイジングにおいて実績のあるバンダイとの資本業務提携を実施していた。
今回の譲渡収入を有利子負債の圧縮、新規プロジェクトの運転資金への充当等に有効活用し、財務基盤の強化及び中長期的な収益基盤の構築を目指すとしている。
なお、円谷プロの株式一部譲渡後も、TYOは円谷プロ株式の51.0%を保有し、引き続き連結子会社として経営管理を行っていく。