東京放送HD、スポットセールスが不調で減益に 2019年3Q決算
株式会社東京放送ホールディングス(TBSHD)は、2019年3月期第3四半期(2018年4月1日~2018年12月31日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :2749億1100万円(前年同期比 1.2%増)
営業利益 :159億4300万円( 同 14.3%減)
経常利益 :261億9100万円( 同 3.2%減)
四半期純利益 :174億0000万円( 同 2.8%減)
放送事業の主力である株式会社TBSテレビは、タイム収入666億7900万円(前年同期比3.0%増)、スポット収入618億6500万円(同3.3%減)だった。レギュラー番組のほか、「2018FIFAワールドカップロシア」「アジア大会2018ジャカルタ」「2018世界バレー」、年末特別番組などの単発セールスがタイムセールスに寄与し、前年実績を上回った。一方でスポットセールスは、広告主の関東地区投下量が前年同期比3.5%減と低調に推移し、前年を割り込んだ。業種別売上げでは、「情報・通信・放送」「金融」「外食・サービス」などの業種が前年実績を上回り、「医薬品」「食品」「化粧品・トイレタリー」「酒・飲料」といった業種が前年比マイナスとなっている。これにより放送事業セグメントの当第3四半期連結累計期間の売上高は1632億6800万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は、28億7100万円(同50.9%減)だった。
その他、映像・文化事業セグメントの売上高は994億5400万円(前年同期比3.9%増)、不動産事業セグメントの売上高は121億8900万円(前年同期比2.3%増)だった。