広告配信を手がけるマイクロアド、行動ターゲティング広告の市場規模を発表

株式会社サイバーエージェントの連結子会社で、広告配信を手掛ける株式会社マイクロアドは、国内における行動ターゲティング広告市場に関する調査を実施し、その内容をまとめた。

行動ターゲティング広告とは、ネットユーザーのWeb上の行動履歴を元に興味や行動特性を類推し、個人にとって最適な広告を配信する手法。
インターネット広告業界において最も注目されている分野のひとつである。
マイクロアドの調査では、2008年の国内の行動ターゲティング広告費は120億円と、2008年7月に発表した市場予測の95億円を大幅に上回ることが明らかとなった。
これについてマイクロアドでは、2008年後半からの景気減速によりネット広告市場においてはターゲットを絞り込んだ広告配信のニーズが高まり、広告主の行動ターゲティング広告への需要が高まった結果である、と分析している。

またマイクロアドでは、ネット広告における行動ターゲティング広告のシェアは今後も高まっていくとしており、行動ターゲティング広告市場は2009年に160億円、2010年に240億円、2011年に337億円、2012年に505億円に成長する、と予測している。