ユナイテッド、コンテンツ事業がアドテクノロジー事業の停滞をカバーし2018年決算は減収増益
ユナイテッド株式会社は、2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :144億4400万円(前年比 1.0%減)
営業利益 :16億4800万円( 同 18.1%増)
経常利益 :16億2600万円( 同 14.1%増)
当期純利益 :8億4900万円( 同 8.0%減)
エージェンシー事業からの撤退と組織体制の強化を含む積極的な先行投資等の影響によって、アドテクノロジー事業は減収減益となった。一方でコンテンツ事業は、株式会社アラン・プロダクツなどのグループ会社の好調に加え、注力ゲームが利益回収フェーズに移行し増収増益となった。インベストメント事業も、増収増益となっており、全体では売上高は前年比1.0%減だったが、営業利益・経常利益は前年を上回った。
なお同社では、2018年3月期の1株当たりの期末配当金について、予想を1株当たり2円に修正した。同社では、内部留保を勘案しつつ、企業業績に応じた配当政策を実施することを基本方針としており、連結配当性向20%程度を目安にしているとのこと。これにより、年間配当金は中間配当金5円とあわせて7円になる見込み(前期実績8円)。