アウンコンサルティング、人材育成等の投資先行で利益が大幅減 2018年3Q決算
アウンコンサルティング株式会社は、2018年5月期第3四半期(2017年6月1日~2018年2月28日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :13億7600万円(前年同期比 3.3%減)
営業利益 :マイナス1400万円(前年 1500万円)
経常利益 :マイナス1900万円( 同 1100万円)
四半期純利益:マイナス2100万円( 同 1000万円)
当期間において、主力のマーケティング事業では、海外・多言語マーケティング支援の強化に注力。業容の拡大に寄与したが、国内向け日本語PPCサービスの一部契約終了やグローバル人材の採用・教育の先行投資、ベトナム法人設立に伴う先行費用等の発生により、売上高は13億5163万円(前年同期比3.2%減)、セグメント利益は1億3085万円(前年同期比10.9%減)とマイナス成長になった。
アセット事業では、企業向けのオフィスや海外出向者向けのコンドミニアムなどインフラ提供に注力。自社開催の海外不動産セミナーだけでなく、東京以外の地域での外部主催セミナーに登壇し、情報発信も行った。一方で、人材の採用、組織規模の拡大、プロモーション活動及び新規提携デベロッパーの開拓等を継続して行った結果、費用が先行。当事業における売上高は2462万千円(前年同期比11.0%減)、セグメント損失はマイナス2811万円(前年同期はマイナス1230万円)と、こちらもマイナス成長で赤字幅が拡大した。
これらの結果、全体で売上高は前年同期比3.3%減となり、利益は前年の黒字からマイナスに転落した。同社では今後、人材の採用・教育に対する投資を継続的に行うとともに、採用した人材の早期戦力化、新規設立した海外法人の早期収益化を図る方針。