ADK、主要株主交代のターニングポイントでも国内外ともに好調の増収増益 2017年12月期決算
株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)は、2017年12月期(2017年1月1日~2017年12月31日)の業績を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :3528億5100万円(前年同期比 0.1%増)
営業利益 :71億4000万円( 同 28.2%増)
経常利益 :68億3600万円( 同 21.3%減)
当期純利益:53億5800万円( 同 125.4%増)
今期は、WPPグループとの資本・業務提携を解消し、あらたにベインキャピタルが主要株主となるなど、大きな変革の時期となった。国内では、広告子会社およびコンテンツ子会社が低調だったが、ADK本体ではテレビ広告やデジタルメディア広告の取扱高が増加。制作子会社やデジタル子会社は堅調に推移した。海外についても、アジア子会社の堅調な推移に加え、中国圏子会社および欧米子会社における構造改革が進展。これらにより、売上高は0.1%増に留まったが、利益は大きく伸びて、全体で増収増益となった。
なお公開買付に関する各種費用の増加により、経常利益が減少したが、前期に計上した特別損失が一巡したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比125.4%増の53億5800万円と大きく改善された。