大日本印刷、IBG社と連携して東南アジアのSNSマーケティング事業を開始
大日本印刷株式会社(以下DNP)は11月15日より、タイでSNSマーケティングビジネスを展開するInternet-Based Business Group(以下IBG社)の子会社である株式会社Zanroo Japanと販売連携し、IBG社が独自開発したSNS解析ツール「Zanroo(ザンルー)」を活用した企業のSNSマーケティングを支援するサービスを開始する、と発表した。
DNPは、日本の企業向けに「Zanroo」のライセンス提供および、東南アジア地域でのSNSマーケティングのコンサルティングサービスを提供していく。
IBG社は、SNS解析ツールにおいて、タイで100社以上の導入実績があり、ASEAN地区のSNSマーケティングをリードしている。また、ASEAN地域の各言語の解析に強みを持ち、独自開発したSNS解析ツール「Zanroo」を活用した分析を行っている。
一方DNPには、近年顧客企業がグローバルに活動するなかで、高い成長を続ける東南アジアにおいてもSNSを活用してマーケティング展開したいというニーズも高まってきたが、そのためには、各地域の言葉で、流行や文化的背景も含めて何が語られているのかを正しく理解する必要がある、という課題があった。そのため、今回IBG社と連携して、東南アジアにおけるSNSマーケティングのコンサルティングサービスなどを推進することとしたという。
「Zanroo」は、ASEAN地区を中心に、13ヶ国・17言語(2017年10月現在)のSNSやブログなどのローカルメディア等から、現地の生活者の投稿内容などを統合的に収集し、解析するツール。また、地図上にSNSの解析結果をマッピングして可視化する機能や、SNSの投稿管理、ユーザーとのコミュニケーション管理等の機能を持ち、現地で影響力のある“インフルエンサー”を活用したマーケティング施策等にもつなげやすいほか、現地の文化に精通している分析者によるレポート提供もある。
DNPは、メーカーをはじめグローバルな事業展開を行う企業や、旅行会社・地方自治体・流通事業者等のアウトバウンド/インバウンド需要などに対して、Zanroo Japan社との連携によるSNS解析でのマーケティングコンサルティングなどのサービスを提供し、2020年までに3億円の売上を目指している。
「Zanroo」の価格は、初期費用が130,000円で、月額利用費が230,000円から。