ADK、武蔵大学と学術交流協定を締結

株式会社アサツー ディ・ケイと武蔵大学は、2017年10月1日に学術交流協定を締結したことを発表した。この協定は、学術交流をはじめとする連携と協力を促進するとともに、我が国におけるデータサイエンス活用の裾野を広げ、科学技術および学術研究・教育の発展に寄与することを目的とする。近年、ビッグデータを用いた研究は様々に進められており、今後は、学部・大学院・研究所におけるレベルでの連携・協力まで対象を拡大して取り組んでいく予定だという。
同学術交流協定のもと、武蔵大学の社会学部に2017年4月に新設された「グローバル・データサイエンスコース(GDS)」では、同社が保有する「生活者総合調査」等の生活者調査データの提供を受け、授業でリアルマーケットの仮説検証・分析などを行っていく予定。
「生活者総合調査」は毎年、関東・関西地区を対象に実施している15,000サンプル規模の大規模調査で、生活者をライフスタイル・消費行動・メディア接触など1,000以上の項目により多角的に調査している。
また、その他にもGDS受講生に向けて同社から派遣する講師によるデータ分析に関する授業も検討されるなど、両者が連携することでGDS履修生のデータサイエンススキルを醸成していく。将来的には、GDSの授業に限らず、社会学部のゼミや卒業研究などでも同社が提供するデータを活用していくよう検討している。
同社はこれらの取り組みを通じて、社会的課題であるデータサイエンス人材育成への貢献を行い、交流の成果を同社スローガンである「コンシューマー・アクティベーション」推進に役立てていきたい、としている。