2016年度「ギャラクシー賞」発表 マイベストTV賞グランプリは「逃げ恥」

放送批評懇談会は、「第54回ギャラクシー賞」受賞作品を発表した。
「ギャラクシー賞」は、毎年日本国内で放送された、全テレビ・ラジオ作品を対象に、テレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門について、優秀番組・個人・団体を顕彰するアワード。会員から選ばれた選奨事業委員会が担当し、毎年4月1日から翌年3月31日を審査期間と定め、年間の賞を選び出している。なおテレビ部門は毎月「月間賞」を選び、「GALAC」誌上に番組内容と選評を掲載している。「第54回ギャラクシー賞」は、2016年4月1日~2017年3月31日が審査期間。
「第54回ギャラクシー賞」テレビ部門では、NHKスペシャル「ある文民警察官の死~カンボジアPKO 23年目の告白~」が大賞を受賞した。そのほか、主な受賞作は以下のとおり。

【テレビ部門】
●大賞
NHKスペシャル「ある文民警察官の死~カンボジアPKO 23年目の告白~」(日本放送協会 2016年8月13日放送)
●優秀賞
黒声の記憶(鹿児島テレビ放送 2016年5月28日放送)
Born Again~画家 正子・R・サマーズの人生~(琉球放送 2016年12月3日放送)
火曜ドラマ「カルテット」(TBSテレビ 2017年1月17日~3月21日放送)
●特別賞
「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ放送網)
●個人賞
満島ひかり
土曜ドラマ「トットてれび」(NHK)、シリーズ・江戸川乱歩短編集II 妖しい愛の物語(NHK)、火曜ドラマ「カルテット」(TBSテレビ)の演技

【ラジオ部門】
●大賞
荻上チキ・Session-22(TBSラジオ 2017年1月17日放送)
●優秀賞
KBC長浜横丁 居酒屋清子(九州朝日放送 2016年6月6日放送)
広島原爆の日 ラジオ特集「あの日、母は少女だった~被爆の記憶をたどる母と息子の対話~」(日本放送協会 2016年8月6日放送)
ミュージックドキュメント 井上陽水×ロバート キャンベル「言の葉の海に漕ぎ出して」(エフエム東京 2016年11月23日放送)
●DJパーソナリティ賞
星野 源「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)パーソナリティとして

【CM部門】※社名は広告主/広告会社/制作会社の順
●大賞
静岡新聞 静岡放送 企業「超ドS 静岡兄弟篇」(静岡新聞社/静岡放送/電通/スプーン)
●優秀賞
アマゾンジャパン Amazonプライム「ライオン篇」(アマゾンジャパン/博報堂/AOI Pro.)
大塚製薬 カロリーメイト「Mate篇」(大塚製薬/博報堂/catch/AOI Pro.)
KDDI au「秋のトビラ・三太郎の出会い篇」(KDDI/電通/AOI Pro.)

【報道活動部門】
●大賞
富山市議会の政務活動費不正をめぐる調査報道(チューリップテレビ)
●優秀賞
イスラム国(IS)の実態とヤズディ教徒を中心とした住民迫害についての長年の取材報道(アジアプレス・インターナショナル)
ながさき原爆記録全集~戦略爆撃調査団編~(長崎ケーブルメディア)

【志賀信夫賞】
西村泰重

【マイベストTV賞第11回グランプリ】
火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBSテレビ 2016年10月11日~12月20日放送)