共立印刷、2017年3月期決算は6期連続増収に
共立印刷株式会社は、2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :485億6800万円(前期比 1.1 %増)
営業利益 :23億5700万円( 同 6.5%減)
経常利益 :20億9700万円( 同 7.6%減)
当期純利益 :13億9200万円( 同 5.1%減)
印刷、製本各工場の生産性を向上させることで利益の確保に努める一方、折込チラシや通販カタログなどの大ロットな印刷物の生産とともに、自由度の高いダイレクトメール印刷に対応するための生産設備を整え、新規拡販活動に努めた。また子会社では、営業活動及び生産体制の面で同社とのシナジー効果を図るとともに、紙媒体の書籍に加えて、市場が拡大しているコミック類の電子書籍媒体にも注力した。その結果、6期連続の増収となったものの、減益となった。
商業印刷については、流通折込チラシや通販カタログで受注量の減少した媒体はあったが、一部のカタログで受注が増加するとともに、ダイレクトメール関連媒体の受注量が増加したこと等により、売上高は6億9900万円増加し、363億1500百万円(前期比2.0%増加)となった。
出版印刷では、出版社からの書籍類の受注量が増加した一方で、旅行関連や情報誌等の雑誌類が受注減少したこと等により、売上高は7400万円減少し、110億9200万円(前期比0.7%減少)となった。
その他売上は、子会社の商品卸業の売上高が減少したこと等により、売上高は7400万円減少し、11億6000万円(前期比6.0%減少)となった。