博報堂DYHD、2017年3月期決算はほぼ横ばい 売上増ながら投資損失などで減益に

株式会社博報堂DYホールディングスは、2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :1兆2554億7400万円(前年比 3.3%増)
営業利益  :472億6100万円( 同 5.0%増)
経常利益  :454億9100万円( 同 4.2%減)
当期純利益 :258億8000万円( 同 9.3%減)

売上高は前年同期比3.3%の増収。4マスメディアは、前年同期に好調だったテレビが反動減、新聞、雑誌、ラジオも低調に推移し、取引合計は前年同期を下回った。4マスメディア以外は、インターネットメディアとクリエイティブが好調に推移し、前年同期を上回った。得意先業種別では、主な増加業種として「情報・通信」「化粧品・トイレタリー」「家庭用品」、主な減少業種として「自動車・関連品」「薬品・医療用品」「外食・各種サービス」があがっている。
営業利益も前年同期比5.0%増となったが、持分法による投資損失を計上した結果、経常利益は同4.2%減となった。さらに特別利益14億1200万円および特別損失19億4400万円を加味し、最終的な親会社株主に帰属する当期純利益は同9.3%減となっている。