電通「AIスポーツ解説プロジェクト」始動、ディープラーニングを駆使してプロ野球解説

株式会社電通の制作チーム「Dentsu Lab Tokyo」(電通ラボ東京)は、「AIスポーツ解説プロジェクト」の展開を開始した。
ディープラーニングなどのデータテクノロジーを活用し、プロ野球の解説を行うとのこと。具体的には、300万球超の打席データ(データスタジアム社提供、2004年から記録)を学習することで、配球や勝敗、順位などを予測する。さらに、これまで人間の解説者では見つけられなかった「選手の傾向」「試合状況に応じた投球」の解析を行う。
第1弾として、NHK BSの野球関連番組用にスポーツ解説システム「ZUNO(ズノさん)」を開発しており、来年度にも解説者として登場することを目指しているという。今後は、野球以外のスポーツにも応用し、視聴者が多様な観点から楽しめる手法の開発に取り組む。