博報堂アイ・スタジオと日本マイクロソフト、広告配信にAIを活用 表情に合わせて広告配信する「Face Targeting AD」開発

株式会社博報堂アイ・スタジオ「広告新商品開発室」、株式会社博報堂「スダラボ」、日本マイクロソフト株式会社の3者は、顔の特徴や感情に合わせて商品やサービスの広告を出しわけるアウトドアメディア「Face Targeting AD」を共同開発した。
「Face Targeting AD」は、鏡型のアウトドアメディア(デジタルサイネージ)。前に立った人の年齢や性別、顔の特徴や表情を読み取り、AIが気分や健康状態を分析し、その状態に最適な商品やサービスの広告を提示する。たとえば、疲れているときに栄養ドリンクを提示する、といったことができるという。広告表示だけでなく、映った顔を変化させ、メガネをかけたり泣き出したりシワがふえたりするような演出も可能。
博報堂スダラボが、「Face Targeting AD」のコンセプトおよびクリエイティブ全般を担当、博報堂アイ・スタジオ広告新商品開発室が、顔認証の技術開発および特徴別の広告配信システムの開発、日本マイクロソフトがAIサービス「Microsoft Cognitive Services」の実装などの技術開発サポートを行った。
「Face Targeting AD」は、3月12日よりアメリカ・テキサスで開催される「SXSW 2017」のトレードショーにおいて体験展示される予定。