日宣、JASDAQに2月16日付で上場 17年2月期決算はほぼ計画通りの着地

株式会社日宣は、2月16日付で東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に上場した。
1月13日に承認済みとなっており、公募・売出価格1600円で、20万株を公募する。

日宣は、昭和22年(1947年)4月創業、昭和28年(1953年)4月に日本宣伝工業株式会社として設立された。1993年に社名を株式会社日宣に変更した。現在の資本金は1億4550万円で、社員は100名超。マーケティング戦略立案、クリエイティブ開発のほか、月刊ケーブルテレビマガジン「チャンネルガイド」の発行などを手掛けている。

なお同日付で、あわせて2017年2月期(2016年3月1日~2017年2月28日)の連結業績予想を発表した。

【連結経営成績(予想)】
売上高  :45億1700万円(前年同期比 4.1%増)
営業利益 :3億1800万円( 同 7.3%減)
経常利益 :3億8200万円( 同 15.5%増)
当期純利益:2億4100万円( 同 20.9%増)

放送・通信業界に関しては、多チャンネル放送の加入率が漸減しており、チャンネルガイドの売上を前期比97.7%と見込んでいる。一方で、大手通信キャリア等に対して提供している視聴促進・加入促進施策は堅調に推移しており、営業を強化することで、チャンネルガイドの売上減少を補う。
住まい・暮らし業界に関しては、第4四半期は大手住宅メーカーのキャンペーン等の受注の減少が見込まれているが、継続的な受注を見込むとともに、成長が見込まれるサービスの営業を強化することで受注を拡大する。
医療・健康業界に関しては、主に大手製薬企業よりケーブルテレビ局・ラジオ等を活用した疾患啓発支援施策に関して受注が増加。ドラッグストアの売り場担当者向けメディアを新規に立ち上げたことで、大幅な売上増を予想しているとのこと。
これらの結果、ほぼ計画通りの売上高は前年同期比4.1%増の45億1700万円と予想されている。