マッキャンエリクソン、世界で初めて人工知能がディレクションしたCMを制作

株式会社マッキャンエリクソンは、世界で初めて人工知能がクリエイティブ ディレクションを行ったコマーシャル(CM)が完成したことを発表した。
4月1日付けでマッキャンエリクソンに“入社”した人工知能クリエイティブディレクター「AI-CDβ」(エーアイ・シーディー ベータ)が、モンデリーズ・ジャパン株式会社の錠菓「クロレッツ ミントタブ(クロタブ)」シリーズのCMを手掛けた。
「AI-CDβ」は、ACC CM FESTIVALテレビCM部門の過去10年分の受賞作品の他、さまざまなTVCMを構造分解し独自にタグ付け。データベース上から商材や訴求内容に応じて最適なCMを作るためのクリエイティブディレクションを行うことができるという。AI-CDβの開発を行った松坂俊氏は「AI-CDβ」について、「思考の癖やバイアスがなく、思いもよらないディレクションが出せる」とコメントしている。
今回のCMは「クロタブ スッキリCM国民投票 人間VS人工知能」の一環で制作されており、人気放送作家である倉本美津留氏の制作したCMと、どちらがより製品特徴を伝えられるかを投票で競いあうとのこと。