トーハン、雑誌・コミック不振ながらコスト削減で利益は増大 2015年度決算

株式会社トーハン、2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日)の決算を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :4737億3300万円(前年比 1.5%減)
営業利益  :61億4200万円( 同 1.6%増)
経常利益  :38億9600万円( 同 4.9%減)
当期純利益 :23億1600万円( 同 8.2%増)

売上高は前年比98.5%で減収となった。返品率は39.4%で前年より0.1ポイント上昇。また、書籍とマルチメディア商品は、売上前年比100%をクリアしたが、雑誌とコミックが前年割れ。特に雑誌の不振が目立った。雑誌は、書店部門、CVS部門共に様々な改革・改善に取り組み、下半期には実売率の向上など、一定の成果が見られたという。コミック部門は、 人気作品の終了や電子書籍の拡大などの影響でマーケットが縮小。一方で、テレビ番組で大ブレークした集英社「キングダム」等を中心に、売行好調な既刊商品の仕入強化で影響を最小限に留めた。
販売費及び一般管理費は、全社的なコスト削減で経費の最小化に取り組んだ結果、売上総利益の伸長率を下回り、営業利益は1.6%増となった。
特別利益と特別損失を加減し、税引前当期純利益は減少だったが、法人税率の引き下げ等の影響もあり、最終的には減収増益決算となった。