テレビ朝日HD、営業費用削減により堅調成長を維持 16年3月期決算

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の決算を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :2807億7900万円(前年比 1.6%増)
営業利益  :165億7000万円( 同 9.5%増)
経常利益  :185億0900万円( 同 10.8%増)
当期純利益 :121億6900万円( 同 10.7%増)

テレビ放送事業においては、全日視聴率(6時~24時)7.2%、ゴールデンタイム(19時~22時)10.8%、プライムタイム(19時~23時)11.0%、プライム2(23時~25時)6.9%と、すべての区分で2位となり上位の成績を維持。期末期首、年末年始、スポーツ特番等の特別編成に加え、平日の報道情報番組や日曜午後帯の改編により、全日帯のベースアップに成功した。タイム収入合計は888億4500万円で前期比0.7%増。スポット収入は、昨年2月から続く市況の低迷により、上半期で減収・下半期で増収で、通期で1004億1000万円の1.9%減少となった。BS・CS収入、番組販売収入、その他収入も好調で、テレビ放送事業の売上高は2442億5600万円とほぼ前年と同じ。一方営業費用の圧縮に成功し、営業利益は148億5300万円で13.1%増加となった。