Webマーケティングを手がけるIMJ(ヘラクレス)、平成21年3月期決算発表。役員報酬を減額。

 Webマーケティングを手がける株式会社アイ・エム・ジェイ(ヘラクレス)は、平成21年3月期の決算を発表。
売上高は186億6600万円、営業利益は2億7200万円、経常利益は2億8000万円、当期純損益は5億4700万円の赤字となった。

不景気による予算削減の中、主にモバイルインテグレーションセグメントにおける事業拡大の影響で、期初の計画は下回ったものの、186億6600万円と過去最高の売上高となった。
ウェブセグメントの売上高は、63億7500万円(セグメント間の内部売上高又は振替高8700万円を含む)となり、営業利益は2億9600万円となった。
モバイルインテグレーション事業の売上高は、67億1500万円(セグメント間の内部売上高又は振替高5億2700万円を含む)となり、営業利益は4300万円となった。
しかしながら、世界的な不況の影響を受けて、受注していた開発案件のキャンセルが発生するなど、下半期の売上高が落ち込んだことと、一部で高稼働案件が発生したこと、さらに、事業自体が拡大フェーズであり、人材の先行投資を行ったため、営業利益は4300万円にとどまった。

同社は役員報酬減額を発表。
決算期での売上高は過去最高となったが、売上高・利益共に期初計画を達成することができなかったため、常勤取締役(代表取締役会長、代表取締役社長、取締役執行役員兼CFO)を対象に2009年4月~6月の3ヶ月間、役員報酬の10% ~20%をカットする。