テレビ東京(東証)決算。当期純損益20億円の赤字。放送事業は前年同期比49%減。
テレビ東京(東証)は、平成21年3月期決算を発表した。
連結の売上高は前期比1.6%減の1197億5900万円、営業利益は前期比56.3%減の13億2800万円、経常利益は前期比49.7%減の14億1800万円、当期純損益は20億3200万円の赤字となった。
放送収入のうちタイム収入は、ネット部門、ローカル部門ともに前年度を下回った。
特に下半期についてはレギュラー番組の提供スポンサーが大きく減った。
特番部門も北京オリンピックがあったものの年末年始を含め大きく落ち込み、全体としては543億8千9百万円、前年同期比5.9%の減収となった。
一方、スポット収入は「フレンドシッププロジェクト」等の企画セールスを積極的に展開する他、新規広告主の開拓に成功するなど東京地区でのシェアは過去最高の6.06%となった。
しかし自動車関連、不動産関連の出稿の減少等により242億9千8百万円、前年同期比11.7%の減収となった。
タイム・スポットトータルでは、786億8千7百万円、前年同期比7.8%の減収。
BS収入は18億4千万円、前年同期比11.1%の減収となった。
同社は、次期の見通しとして、依然回復の見込みは薄いとしている。
同社グループの売上の大半を占めるテレビ広告収入は、更に低迷するものと見込んでおり、売上高は減少する見通し。
前期に引き続き更なるコストコントロールを徹底するが、営業利益、経常利益とも減少する見込みとしている。