ぱど(大証)、平成21年3月期決算発表。新規媒体発行と不採算地域の整理で増益。

フリーペーパー発行のぱど(大証)は、平成21年3月期決算を発表した。
売上高は前期比4.3%減の95億9200万円、営業利益は1億6100万円、経常利益は1億4800万円、当期純利益は1億5500万円となった。
売上高は減ったものの、赤字だった平成20年3月期から、今期は黒字化した。

同社は、平成20年4月に浜松地域において展開していた「ぱどタウンマガジン」浜松版をリニューアルし、より地域性を強く打ち出した新媒体「We:la(ウィーラ)」を創刊。
同じく4月には、平成18年10月から発行地域を拡大している地域医療機関の情報誌「ご近所ドクターBOOK」(年刊誌)を中央線・西武新宿線沿線にで発行し、平成21年3月までにさらに4地域に拡大。
7月には、飲食店情報に特化したWebサイト「ぐるめぱど」の全国展開を開始。
9月には、家庭配布の「ぱど」が創刊から1000号を迎え、紙媒体とWeb媒体の連動を図るため、地域情報Webサイト「ぱどナビ」上で、「eBOOK」(「ぱど」「ラーラぱど」など同社が発行する紙媒体を電子BOOK化したもの)の公開を開始。
さらに11月には、「eBOOK」から、「ぱどナビ」「ぐるめぱど」など同社が運営するWebサイト、もしくはクライアントが運営するWebサイトへのリンク機能を追加し、詳細をWebサイトでスムーズに確認することを可能にするなどの機能追加を行った。
平成21年に入ってからもほぼ毎月、新たなサービスや媒体を創出する一方で、不採算発行地域を整理。利益を確保した。