アイティメディア(東証)、赤字転落。IT関連企業の広告費用縮小。

アイティメディア株式会社は、平成21年3月期の決算を発表した。
売上高は前期比9.8%減の30億9400万円、営業利益は前期比94.4%減の3200万円、経常利益は前期比90.4%減の5700万円、当期純損益は5100万円の赤字となった。

同社はコンテンツの充実として、音楽情報専門サイト「BARKS(バークス)」の譲り受け、動画投稿コミュニティ運営会社zoome(ズーミー)株式会社の子会社化による新規読者の取り込み、環境ビジネス分野に特化した「環境メディア」の開設等に取り組んできた。しかし主要顧客であるIT関連企業の多くで、企業業績の悪化から広告費を削減する動きがみられ、広告収入を大幅に落とした。

好調と言われているインターネット広告、なおかつIT関連企業をターゲットにしたWebサイトだが、広告費削減の波が確実に影響している。