角川GHD、平成21年3月期決算。雑誌広告先細りの中、利益30%減。
株式会社角川グループホールディングスは、平成21年3月期決算を発表した。
売上高は前期比6.1%マイナスの1416億1100万円、営業利益は同30.5%の35億6500万円、経常利益は同31.7%減の40億6200万円、当期純損益は52億500万円となった。
出版業界における当期の出版物推定販売金額は、前期に比べて、雑誌4.5%減、書籍1.8%減、全体で3.3%減とマイナス成長が続いた。
また、原油高の影響による用紙代の高騰にも見舞われ、全体として厳しい経営環境が続
いた(社団法人出版科学研究所より)。
雑誌・広告部門ではアニメ情報誌「ニュータイプ」(書店)、ゲーム情報誌「週刊ファミ通」(エンターブレイン)「電撃PlayStation」(AMW)、パソコン情報誌「週刊アスキー」(AMW)等が堅調に推移。
雑誌広告が先細る中、出版セグメントは営業利益前期比114.1%となった。