スペースシャワーネットワーク、15年3月期決算 デジタルサービス推進で増収増益に
株式会社スペースシャワーネットワークは4月24日、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :117億5900万円(前年比 1.0%増)
営業利益 :2億2600万円( 同 7.0%増)
経常利益 :2億3100万円( 同 1.7%増)
当期純利益 :1億1300万円( 同 31.4%増)
2014年10月にデジタルサービス推進部を新設し、スマホ分野に注力。人気アーティスト「andymori」の解散ラストライブを生配信するなど、「スペシャアプリ」配信コンテンツの強化を実施した。また、株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズとの共同運営にて、カフェ「AREA-Q」(エリア・キュー)を、2015年3月27日に原宿に開業した。一方で、スペースシャワーTV開局25周年を記念し、総勢250名を超える出演者を迎え、特別番組「25時間テレビ」を無料生放送するとともに、「スペシャアプリ」にて生配信を行うなど、ユニークユーザー獲得施策を推し進めた。あわせて書籍関連において、印刷部数適正化を中心とした新刊本の収支コントロール強化や固定費削減により、大幅な収益構造改善を実現。音楽ソフト関連でも採算管理を徹底し、発売タイトルを厳選する取組みに着手した。
この結果、売上高は前年比1.0%増とし、営業利益・経常利益・当期純利益もすべて前年比増で、増収増益とした。2016年3月期は、グループが有する機能を複合的に活用し、音楽配信、アーティストマネジメントおよびエンタテインメントコラボレーションカフェなどの多様なメディアコンテンツ事業を展開することにより増収を見込んでいる。また不採算事業の再建に継続的に取り組むことにより、当連結会計年度比増益を見込んでいる。