InterFM、テレビ東京ブロードバンドからテレビ東京へ譲渡。ラジオ広告市況悪化で見通しつかず。
テレビ東京の子会社のテレビ東京ブロードバンド株式会社は、連結子会社であるエフエムインターウェーブ株式会社(InterFM)の当社保有の全株式を株式会社テレビ東京へと譲渡すると発表した。
テレビ東京ブロードバンドは昨年音楽関連事業の見直しを発表しており、InterFMを譲渡してモバイルとインターネット分野に集中特化する。
同社によれば、景気の後退に伴ってラジオ広告市況が急速に悪化、このような情勢の下、InterFM においては、今期業績はもとより、来期以降も見通しが極めてつきにくい状況にあるとしている。
一方で譲渡先となるテレビ東京は、テレビ広告市場が厳しい中、テレビ広告以外の収益基盤を整備する必要に迫られており、InterFMへの資本参加をメリットととらえた。
同社グループの特徴である「経済」「アニメ」「旅・グルメ」などのジャンルは相対的にテレビとラジオで連動しやすいジャンルであり、クロスメディア展開を広告主に提案する事が可能となるとしている。