東急、デジタルサイネージを使った実証実験。街の滞在時間が変化。地元店舗への来店増加など期待される。
東京急行電鉄株式会社は、日本電気株式会社、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所、株式会社東急エージェンシーと共同で、新しい街づくりを実現するサービス「盛り上がりマップ」を自由が丘駅周辺にて試行し、同サービスによって街を訪れる人の滞在時間や回遊性の向上に効果があったと発表した。
この実証実験は、自由が丘商店街振興組合の協力の下、東急が発行する沿線情報誌「SALUS」等で募集したモニター683名と、自由が丘商店街の52店舗が参加。
「盛り上がりマップ」は、モニターの行動や店舗内での様子、感想などを店舗のセンサー端末や専用ブログへの書き込みを収集し、駅前のデジタルサイネージ上に表示。
その結果、「盛り上がりマップ」稼動前後で、対象地域でのモニターの滞在時間が平均で13分長くなった事が確認された。
同社では、この「盛り上がりマップ」によって来店機会の増加も見込めるとして、沿線内の各商店街への導入、展開を検討するとしている。