アイレップ、平成25年9月期1Q決算発表 売上37%増

株式会社アイレップは、平成25年9月期第1四半期決算を発表した。

<平成25年9月期第1四半期の連結業績>
(平成24年10月1日~平成24年12月31日)
売上高:108億1,700万円(前年同期比37.1%増)
営業利益:9,000万円(同 47.6%減)
経常利益:9,200万円(同 47.8%減)
四半期純利益:6,000万円(同 39.9%減)

主力であるリスティング広告代理、SEO、Webコンサルティング及びインターネット広告(ディスプレイ広告)代理という4つのサービスを積極的に展開した。
リスティング広告代理においては、引き続き当社の強みである「運用力」を活かして、クライアント(広告主)の広告効果の最大化に取り組み、その結果、大口クライアントの獲得や取引額・取引継続率の向上に結び付き、同市場において引き続きトップレベルのシェアを有した。また、将来のクライアントニーズの高度化に備え、様々な外部データとリスティング広告のデータを結びつけ、有用なノウハウを産み出すR&D活動を積極的に行った。
インターネット広告代理においては、アドインテグレーション部門を設立し、第三者配信やDSPの活用をはじめとした、ディスプレイ広告領域での高い専門性の保持と、リッチメディアをはじめとした最新のクリエイティブ手法を活用した広告設計等、より高度かつ戦略的なコンサルティングサービスの体制強化を図り、ビジョンである「デジタルマーケティングエージェンシー」構想の実現に向け、クライアントのデジタル分野でのマーケティング活動を広くサポートした。
一方、SEOやWebコンサルティングなどのソリューションビジネスにおいては、リスティング広告との連携等、サービスの高品質化に取り組むことでクライアントからの評価が高まり、その結果、着実に成長を遂げることができた。また、博報堂グループ各社との連携強化によって、事業シナジーの創出を図り、競争力の向上に努めた。
海外事業については、クライアントの海外展開を積極サポートする等、着実な事業推進に努めた。その結果、多数の海外メディアの開拓や多様な国・地域での広告出稿ノウハウの蓄積が進み、今後の海外事業拡大の礎を築く事ができた。
連結子会社である、株式会社レリバンシー・プラスでは広告代理店を対象としたSEMサービス事業を、株式会社フロンティアデジタルマーケティングにおいては海外市場向けSEM関連サービスの運用事業を実施しており、中堅・中小企業向けに特化したデジタルマーケティングサービスを提供する連結子会社として株式会社ロカリオを設立した。一方、親会社であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社とも協力して事業を推進する体制にあり、これらにより、広告配信技術領域における協業、スケールメリットの追求、さらなる経営効率化を行い、競争力の強化に努めた。
これらの戦略の推進によって売上高は前年同期比で大きく伸長したが、従業員の採用を引き続き積極的に行うとともに、オフィススペースの拡張を行ったこと、サービスに関する積極的なR&D活動を行ったこと等の今後の成長を見据えた活動の影響により、販売費及び一般管理費が増加した。また、主要媒体各社との取引条件によって売上総利益率が影響を受けた。