共同印刷、1Q決算 印刷部門は売上維持も全体で減少

共同印刷株式会社は、平成25年3月期第1四半期決算を発表した。

<平成25年3月期第1四半期の連結業績>
(平成24年4月1日~平成24年6月30日)
売上高:219億2,500万円(前年同期比3.5%減)
営業利益:3,400万円(同 85.7%減)
経常利益:3億3,200万円(同 40.7%減)
四半期純利益:6,700万円(同 60.6%減)

販促支援サービスやBPOなどの受託拡大に努め、印刷を核としたトータル受注によって事業領域の拡大を推進した。また国内及び海外において、技術的な強みを生かした高機能材料の拡販に取り組んだ。しかし、ビジネスメディア部門、生活・産業資材部門の減少により売上高は減収となった。

セグメント別の概況は、次のとおり。

<出版商印部門>
出版印刷では、書籍は減少したが、webサイト運営受託や販促企画提案を進めることで定期刊行物が増加し、前年同期を上回った。一般商業印刷では、販促支援サービスのソリューションメニューの提案を推進した結果、カタログやパンフレット類は増加したが、情報誌が減少したため、前年同期を下回った。 結果、部門全体での売上高は100億4,700万円(前年同期比1.1%増)、営業損失は3億2,600万円(前年同期は営業損失2億8,100万円)となった。

<ビジネスメディア部門>
官公庁や金融機関を中心にデータプリントやBPOの受託拡大に取り組み、ビジネスフォームは増加しましたが、通帳などの証券類やICカードが減少したため、部門全体での売上高は68億2,800万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は2億6,200万円(前年同期比17.2%減)となった。

<生活・産業資材部門>
展示会出展を通じて高機能材料の拡販に努めるとともに、本年2月に開設した中国現地法人を中心に海外市場への展開に取り組んだ。医薬包材向けモイストキャッチが増加して産業資材は伸長したが、紙器、軟包装、チューブ、建材製品がいずれも減少し、部門全体での売上高は47億3,100万円(前年同期比4.2%減)、営業利益は2億1,700万円(前年同期比13.8%減)となった。

<その他>
売上高は3億1,700万円(前年同期比6.9%増)、営業利益は7,000万円(前年同期比26.7%減)となった。