ニフティ、2013年3月期第1Q決算 純利益10%増
ニフティは、2013年3月期第1四半期(2012年4月1日~2012年6月30日)の連結業績を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :204億6600万円(前年同期比 17.0%減)
営業利益 :13億7800万円( 同 7.4%増)
経常利益 :13億6000万円( 同 6.7%増)
四半期純利益 :8億2800万円( 同 10.0%増)
Webサービス事業では、検索連動型広告において、2011年8月以降検索エンジン切替えによる単価下落があったことに加え、従来型の携帯電話向け広告が落ち込んだことから、売上高が減少。全国の動物病院に必要な医療材料を小ロット短納期で販売するプロミクロスの全株式を取得するなど、事業拡大を行ったほか、主婦を対象にした携帯電話・スマートフォン向け無料サービス「シュフモ」会員数を拡大させるなどしたが、Webサービス事業の売上高は前年同期比25.6%減。営業損益は広告の単価下落の影響が大きく、選択と集中によるコストダウン効果があったが、2500万円の損失(前年同期は営業利益8900万円)となっている。
ISP事業では、4月より「@nifty EMOBILE LTE定額にねんプラン」を提供開始するなど、モバイルブロードバンド接続会員も積極的に開拓したが、会員数は2012年3月末と同数の9万人となった。FTTH接続会員数は118万人(2012年3月末比2万人減)、ADSL接続会員数は29万人(同1万人減)となり、CATVを含むブロードバンド接続会員数は170万人(同4万人減)となるなど、減少傾向にあり、ISP事業の売上高前年同期比17.8%減となった。ただし営業利益は、会員数減少にともなう利益減少があったものの、コールセンターコストや拡販費の抑制により、前年同期比6.8%増となり増益を達成した。