博報堂と神戸市ら、市民参加型デザインコンペ「超高齢社会+DESIGN」開催

株式会社博報堂、神戸市デザイン都市推進室などが推進するデザインプロジェクト「issue+design」は7月2日、デザインコンペ「超高齢社会+DESIGN COMPETITION 2012」の開催を発表した。日本の「超高齢社会」における諸課題を解決し、“人が幸せに歳を重ねる”ために必要な商品、サービス、場、政策などのアイデアを、広く市民から募集する。
「issue+design」では、市民参加型プロジェクトとして、これまでに「避難生活+design」(2008年)や「食品流通+design」(2010年)、「震災復興+design」(2011年)などのテーマでプロジェクトを進めており、『できますゼッケン』など多くのデザインアイデアを生み出している。
5回目となる今回のデザインコンペでは、課題テーマとして、「生活習慣病」「無縁社会」「ココロの健康」「自由テーマ」の4つの部門を設け、それらの課題解決に必要なデザインアイデアを募集する。期間は2012年9月1日~29日で、個人やグループ、企業、団体、年齢、性別、職業、国籍などにかかわらず、誰でも応募可能。内容も、課題解決に必要なものであれば、プロダクト、サービス、場、仕組み、政策、空間、建築、ランドスケープ、まちづくり、グラフィック、ウェブなど領域は問わない。
入賞作品は神戸市協力のもと、実現に向けたプロジェクト化を目指すほか、著作権フリーのデザインアイデアとして一般に公開される予定。また賞金・副賞が入賞3~5点に贈られる(最優秀賞30万円、優秀賞10万円×2~4点)。