TYO、2012年7月期第3Q決算 業績好調で4期ぶりの配当実施へ

株式会社ティー・ワイ・オーは6月13日、2012年7月期第3四半期(2011年8月1日~2012年4月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :176億4200万円(前年同期比 3.0%増)
営業利益  :13億7100万円( 同 17.5%増)
経常利益  :10億4700万円( 同 12.0%増)
四半期純利益 :8億1300万円( 同 6.7%増)

TV-CM事業が好調に推移したことにより、前年同四半期比より売上高が増加。営業利益についても、マーケティング・コミュニケーション事業における不採算部門の閉鎖・撤退および収益管理の徹底による収益力強化が奏功し、前年同四半期比で増加した。経常利益でも、昨年8月5日付けで締結したシンジケートローン契約にともなう1億9800万円の手数料を営業外費用として一括計上したものの、前年同四半期比で増加した。四半期純利益については、昨年12月20日付けでGreat Works AB(スウェーデン)をMBOにより連結除外したことによって3億600万円の特別損失を計上したが、繰延税金資産の回収可能性の見直しにともなってマイナス2億900万円の法人税等調整額が発生したこともあり、当第3四半期連結会計期間のみで6億8600万円増加し黒字とした。
同社は、2008年7月期以来、無配を継続していたが、2012年7月期の業績についても創業以来最高の連結当期純利益を確保可能な見込みであることから、4期ぶりの配当を実施する予定。創立30周年であることを踏まえ、記念配当も加えて、1株当たりの配当金予想を2円00銭(内訳:普通配当1円00銭、記念配当1円00銭)とするとのこと。