電通グループ、シンガポールにデジタルエージェンシー「電通メビウス」設立
株式会社電通は5月31日、アジア地域を統括する事業会社「電通アジア」の子会社として、シンガポールにデジタルエージェンシー「電通メビウス」を設立することを発表した。6月1日より営業を開始する。
東南アジア地域におけるデジタル市場の成長スピードが加速してきたことや、広告会社間の競争が激しさを増してきたことを受け、デジタル領域における電通グループのプレゼンスをさらに高めるのが狙い。
電通メビウスは、検索連動型広告などパフォーマンスを重視したプランニングやメディアバイイングに対応する「デジタル・メディア」部門、制作・ソーシャル・モバイル・CRMなどに対応する「デジタル・ソリューション」部門の2つを柱として展開。今後、東南アジアにおける当社グループのデジタル事業の中核的な役割を担い、海外事業統括組織「電通ネットワーク」が事業統括する各国の拠点と連携しながら、グループ全体でデジタル領域における事業拡大を目指すとしている。
設立資本金は630万 シンガポールドル(約4億円)で、電通子会社が「電通アジア」が100%を出資する。マネージング・ディレクターは、現・電通アジア エグゼクティブ・ディレクターのアンジェリー・ベルトラン氏とジェームス・ホーキンス氏が務める。