DMS、売上高は178億8,900万円で前年同期比7.0%増 純利益は、前期比倍増
株式会社ディーエムエスは、平成24年3月期決算を発表した。
<平成24年3月期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高:178億8,900万円(前年同期比7.0%増)
営業利益:7億9,400万円(同 83.9%増)
経常利益:7億3,000万円(同 87.7%増)
当期純利益:3億4,900万円(同 102.6%増)
新規顧客開拓を積極的に展開するとともに、宛名データ処理・出力やフィルムラッピングをはじめとしたメーリングサービス業務の内製化を推進した。また、「通販・EC出荷代行サービスの開発」「マーケティングサービスの強化」「ウェブ・モバイルマーケティングサービスの開発」といった新サービス開発に取り組み販売を開始するなど、事業領域の拡大にも努めた。
この結果、当連結会計年度の売上高は増益となった。これは主に、震災の影響で延期されていた販売活動の再開需要を順調に取り込めたことなどの原因があげられる。
営業利益は、増収効果と生産現場の固定費の低減によって売上総利益が前年同期に比べて2億9,300万円増加したことと事業所集約によって販売管理費が前年同期に比べて6,900万円低減したことにより、増益となった。経常利益は、営業外収益が1,900万円(5.3%減)、営業外費用が8,300万円(31.5%増)となった結果、増益となった。
セグメントの業績については次のとおり。
<ダイレクトメール部門>
企画制作から情報処理、封入封緘を一括して手がけるトータルサービスと郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開した結果、既存顧客における業務委託先の見直しに伴う引合い案件や震災の影響で延期されていた販促活動の再開需要を順調に取り込めたため、売上高は162億1,000万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益は12億3,800万円(同 30.9%増)となった。
<セールスプロモーション部門>
各種販促支援および企画制作業務の新規受注に努め、顧客のバックオフィス業務に対する需要を順調に取り込めたことで、売上高は11億7,400円(同7.3%増)、セグメント利益は1億3,600円(同43.3%増)となった。
<イベント部門>
販売促進・スポーツイベントなどの運営・警備業務に注力したが、震災の影響により上期に予定していたイべントが中止や縮小となったことなどにより、売上高は4億5,700万円(同7.8%減)、セグメント利益は500万円(同47.9%減)となった。
<賃貸部門>
前期12月に竣工した千代田小川町クロスタビル(東京都千代田区)が当期に全室成約と
なったが、期中における成約のため、収支はセグメント損失1,500万円(前年同期セグメント損失300万円)となった。