比較.com、第3四半期決算 インターネット広告事業が伸び悩み、前年同期よりも減収減益
比較.com株式会社は、平成24年6月期第3四半期決算を発表した。
<平成24年6月期第3四半期の連結業績>
(平成23年7月1日~平成24年3月31日)
売上高:4億7,200万円(前年同期比28.4%減)
営業利益:1,200万円(同 90.1%減)
経常利益:1,300万円(同 89.0%減)
四半期純利益:▲1,200万円(前年同期は2,300万円の損失)
主要3事業を拡大し、消費者の生活に密着したサービス提供を行うべく、データベースの拡充や、システム改善、機能追加を行い、ユーザーの利便性の向上をはかった。
インターネット広告事業においては、総合比較サイト『比較.com』のショッピング比較サービスにおいて、継続的に検索機能の強化とサイト内の情報量の拡充を行った。また、ネット証券会社比較サービスやクレジットカード比較サービスのスマートフォン用サイトの対応を行った。今後ともスマートフォンへの対応は金融カテゴリーを中心に順次拡大していく予定。
さらに、広告宣伝活動についての見直しを行い、費用のスリム化に取り組んでいる。
アプリケーションサービス事業においては、新型予約サイトコントローラ『手間いらず.NET』の導入数が堅調に増加しており、サーバーの増強などのインフラ面の対応を進め、システムの再構築をはかった。現在、営業力及び開発力の強化を進めており、サービスの質をより一層高めていく予定。
オンライントラベル事業においては、連結子会社の予約.com株式会社が運営する国内宿泊予約サイト『マル得ホテル予約』にて引き続き国内宿泊予約サービスのデータベース拡充を進めた。
しかし、当社グループの各サイトのページビュー数及びユニークユーザー数は依然として低調に推移しており、数字の落ち込みへの対応も計画通りに進まず、前年同期の水準に達せなかった。また、ユニークユーザー数の減少に伴い、売上も伸び悩んだ結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は減収、営業利益・経常利益は減益となり、四半期純損失となった。
セグメントの業績は次のとおり。
<インターネット広告事業>
『比較.com』で検索結果の表示順位の下落に対する対応の遅れが長期化しており、広告出稿等でページビュー数及びユニークユーザー数の改善をはかったが、前年同期の水準に達しておらず、アフィリエイト成果件数も伸びなかったため、前年同期を下回った。
この結果、インターネット広告事業の売上高は1億7,623万4,000円(前年同期比49.6%減)となった。
引き続き営業力及び媒体力を強化し、サイトへの集客数を回復させる施策を行うことで業績回復に努めていく。
<アプリケーションサービス事業>
『手間いらず!』を導入している宿泊施設の新型予約サイトコントローラ『手間いらず.NET』へのシステム移行が順調に推移し、『手間いらず.NET』の導入実績数は増加し、売上高は微増している。
この結果、アプリケーションサービス事業の売上高は2億7,110万3,000千円(前年同期比1.7%増)となった。
今後は更なる営業人員の拡充と商品力及びインフラ面の強化を行い、事業規模の拡大に向けた仕組みづくりを進めていく。
<オンライントラベル事業>
連結子会社の予約.com株式会社が運営する旅行予約サイト『予約.com』及び『マル得ホテル予約』の情報拡充に努めましたが、売上高は前年同期に比べ減少した。
この結果、オンライントラベル事業の売上高は2,513万3,000円(前年同期比36.7%減)となった。