CDG、平成24年3月期決算 過去最高の売上高104億5,000万円で前期比18.6%増 営業・経常利益も過去最高益で、純利益は前期比倍増

株式会社CDGは、平成24年3月期決算を発表した。

<平成24年3月期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高:104億5,000万円(前期比18.6%増)
営業利益:8億3,100万円(同 76.2%増)
経常利益:8億4,000万円(同 70.3%増)
当期純利益:5億5,000万円(同 107.2%増)

更なる事業拡大を目指し、顧客がセールスプロモーションで使用するグッズの企画及び販売によるビジネスから、顧客の営業上の課題に対応するマーケティング会社としてのサービスが提供できるように体質変換に取り組んだ。その中で、目指すべきビジョンを「顧客の営業上の課題全般に取り組む」という視点で「マーケティングソリューションカンパニー」とし、当社業務の根幹であるグッズの企画製作機能に加え、「インストアマーケティング」「デジタルプロモーション」など販売促進全般に対応すべく業務領域を拡大し、「サプライチェーンマネジメント」「システム開発」「企業間のアライアンスビジネス」など、顧客の営業上の課題「全領域」に対応できるように順次機能の付加を行なっていた。特に当連結会計年度におきましては、「キャラクターを中心にしたコンテンツビジネス」「顧客の販路拡大を支援するビジネス」「POPを中心としたインストアマーケティング」といった取り組みにより、上流案件が増加したことで案件規模が拡大し、生産性が向上した。あわせて、調達先であるサプライヤー各社との関係強化を推進することで、商品調達力と品質管理体制を高めることに取り組み、市場ニーズを的確に捉えたグッズ提案と安全な商品供給を両立させることで、顧客満足度を向上させることにも努めた。
これらの結果、当連結会計年度における連結業績は、グループの主要顧客である飲料業界向けにおいて複数の大型案件を受注したことから大幅に伸びたことに加え、同じく主要顧客である製薬業界向けの案件獲得が引続き堅調であったことから好調に推移した。更に、グループの豊富な顧客群に対し、組織的対応による顧客深耕を強力に推進した結果、外食業界並びに通信業界向けの深耕が進み、相応の実績を残すことができた。これらにより、売上高は、グループの売上高としては過去最高を記録することができた。また、販売費及び一般管理費については本社移転を実施したことによる移転費用等の増加要因があったが、予算執行の厳格化の徹底を継続することで若干の増加にとどまり、これに増収効果が加わったことから、営業利益・経常利益ともに過去最高益となった。
当期純利益については、上記に加え「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査上の取扱い」(日本公認会計士協会監査委員会報告第66号)に基づき、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、平成22年3月期第2四半期において取崩した繰延税金資産を当期に戻し入れることとなり、大幅な増益となった。
なお、セールスプロモーションの企画及び販売を行なう単一事業分野において営業活動を行なっておりますので、セグメント情報の記載は行なっていない。