ビーコンに史上最年少のECD 三寺雅人氏が就任
ビーコン コミュニケーションズ株式会社は、本年4月1日付でエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに三寺雅人 (みつでら まさと) が就任した役員人事を発表した。
三寺は、財政破たんした夕張市を再生する「夕張夫妻プロジェクト」で 2009 年カンヌ国際広告祭のプロモーション部門グランプリ、PR 部門金賞のダブル受賞を成し遂げるなど数々の受賞歴をもつ。またカンヌ、クリオ、ADFESTの国際審査員の経験を有するなど国内外において活躍。弱冠36歳でのECD就任は業界でも若手の大抜擢となる。
三寺は国内の広告代理店に新卒で入社し、クリエイティブ部CMプランナーとして6年間在籍。その後ビーコンに入社以来 9 年間、マクドナルド、明治製菓、家庭教師のトライ、オニツカタイガー、ジャパネットたかた、京王電鉄など、国内外のブランドに対し強力なキャンペーンを次々と生み出してきた。またシマンテック・ノートンやレノボといった新規外資系クライアントも獲得。ビーコン社内においても、才能ある若手クリエイターたちのクリエイティブ力を発揮させる場を創ろうと、クリエイティブの発想やアイディアからクライアントや地域を選定し、自主提案を仕掛けていく社内プロジェクト「ビーコン・アクト・プロジェクト」を創設するなど、ビーコンに新たな機運と体制を生み出してきた。
今回の新人事に際し、ビーコン社長のニコラ・メナーは次のように述べている。
「今回の新人事は、ビーコンのクリエイティブが唯一無二の優れたアイディアで人々の行動を変えるブランドのヒューマン・パーパスを構築していくためのリーダーシップ体制です。そのために情熱と才能溢れる最も若いリーダーを大抜擢しました。もう一人の ECD であるジョン・キングと力を合わせ、ビーコンでしかできない西洋と東洋の最高の叡智を結集し、素晴らしいクリエイティブ作品を生み出していくことを期待しています。」
また三寺は、「『三寺の強みや考え方を活かして引っ張っていってくれ』という社長の熱い思いと覚悟を受け、自分もその思いと覚悟をもって就任しました。今まで通りクリエイターとしてクライアントを開拓・拡大していきますし、圧倒的なクオリティを追究していきます。そして自らが先頭に立って楽しい仕事やチャンスをつくり、若手に繋いでいく。そんなスタイルを貫いていきたいと思います。広告業界に風穴を開けるべく、ビーコンとともに邁進していきます」と語っている。