セーラー広告、第3四半期純利益は2.900万円の赤字 売上高は前年同期比94.5%を確保
セーラー広告株式会社は、平成24年3月期第3四半期決算を発表した。
<平成24年3月期第3四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年12月31日)
売上高:59億7,700万円(前年同期比5.5%減)
営業利益:▲300万円(前年同期は3,600万円の利益)
経常利益:1,800万円(前年同期比66.9%減)
四半期純利益:▲2.900万円(前年同期は3,800万円の利益)
昨年10月に中期経営ビジョンとして『コミュニケーション効果№1、地域シェア№1の広告会社』を掲げ、人員配置の見直し等によって営業体制の再構築を図り、顧客第一主義のもと積極的な営業活動に取り組んだ。その結果、娯楽業において広告規制強化の影響による印刷物の減少がありましたが、官公庁から受託した雇用対策事業として県産品・B級グルメ・観光スポットなどをPRする活動を数多く実施したことによってイベントの売上が増加した。また、モデルルームの内装や展示ギャラリーの設営・装飾等を受注したことによって屋外広告の売上も増加し、第3四半期(10~12月)では、前年同水準の売上高を確保し、営業利益および経常利益についても前年を上回る結果となった。
第3四半期累計期間(4~12月)の業績につきましては、震災による広告自粛等が第1四半期(4~6月)にあったものの、第3四半期(10~12月)の業績が牽引し、連結売上高は前年同期比94.5%を確保できた。また、売上の減少による影響を最小限とするために諸費用の圧縮と節減に努めた結果、販売費および一般管理費は9億8,800万円(前年同期比93.1%)となったが、営業利益は損失となった。経常利益は所有不動産の賃貸収入があり減益となった。四半期純利益については、平成23年度税制改正法および復興財源確保法が平成23年12月2日に公布され、平成24年4月1日以降に開始する事業年度から法人税率等が変更されることとなったため、繰延税金資産の一部取り崩しにより損失となった。