デジタルガレージ、第2四半期の売上高前年同期比26.4%増の62億9,700万円 純利益は285.8%増の6億1,000万円
株式会社デジタルガレージは、平成24年6月期第2四半期決算を発表した。
<平成24年6月期第2四半期の連結業績>
(平成23年7月1日~平成23年12月31日)
売上高:62億9,700万円(前年同期比26.4%増)
営業利益:3億200万円(前年同期は1億8,100万円の損失)
経常利益:6億6,500万円(前年同期比211.2%増)
四半期純利益:6億1,000万円(同 285.8%増)
「Social Media Incubator」として、新規メディアの創出とビジネスの世界展開に取り組んだ。平成23年12月には米国子会社Digital Garage US, Inc.の完全子会社であるNew Context, Inc.を設立。同社はインキュベーション機能をになう戦略会社として、米国をはじめアジア・欧州のソフトウェア開発会社をグローバルにネットワークすることにより、日本で成功を収めてきた同社のインキュベーションビジネスを海外市場で展開して行くことを狙っている。
セグメントの業績は以下のとおり。
<ハイブリット・ソリューション事業>
決済ソリューションを提供するイーコンテクストカンパニーにおいては、コンビニ決済に加えてクレジットカード決済にも注力。さらに「価格.com安心支払い」などの新サービスが順調に拡大していることから、決済取扱件数は増加を続けている。一方、広告・プロモーションを手がけるディジー・アンド・アイベックスカンパニーは、ウェブマーケティング領域において成果報酬型広告の取扱が引き続き拡大していることから、好調に推移した。その結果、売上高は50億7,700万円(前年同期比8億5,200万円増、20.2%増)、営業利益は5億2,800万円(同 2億3,200万円、78.3%増)となった。
<メディア・インキュベーション事業>
さまざまなソーシャルメディアに投稿したコンテンツを蓄積して一元的に表示することで「自分史」を構築できるサービス「Memolane」の日本語版を米国Memolane社と共同開発し、公開。また、自社メディアを活用した新サービスとして、連結子会社である株式会社CGMマーケティングが運営する「ツイナビ」と連動したTwitter対応のソーシャルアプリプラットフォーム「ツイナビアプリ」を開始した。その結果、売上高は6億5,000万円(前年同期比1億3,100万円増、25.4%増)、営業損失は4,200万円(前年同期は営業損失1億1,700万円)となった。
<ベンチャー・インキュベーション事業>
スタートアップ企業の育成支援と投資を行う事業「Open Network Lab」では、プログラムを終了したチームの中から海外でのサービス展開を開始する企業が誕生するなどの成果をあげている。その結果、売上高5億7,000万円(前年同期比3億3,000万円増、137.4%増)、営業利益は3億2,800万円(同 1億8,200万円増、124,1%増)となった。