イベント・展示会大手の博展、通期の業績見通し修正。当期純利益70%減。好調のイベントでも広告主の予算縮小の波。

イベント・展示会事業を手がける株式会社博展は、平成21年3月期の通期個別業績予測数値を修正した。

売上高は前回発表から2億円マイナスの36億5千万円、営業利益は前回発表から1億9千9百万円マイナスの1億3千4百万円、経常利益は前回発表から1億9千8百万円マイナスの1億2千2百万円、当期純利益は前回発表から1億3千1百万円マイナスの5千4百万円と、大幅な下方修正となった。

主要事業である展示会・イベント分野での価格競争の激化による売上総利益率の低下により見通しの下方修正となった。
同社によれば、広告主による大幅な予算見直しがされていた広告宣伝費に対し、これまで底堅く推移していた販売促進投資だったが、ここにきて減速感が見られ、企業の慎重な姿勢が鮮明になってきたとしている。