グリー、第2Q決算を発表 売上高は719億6,100万円 有料課金および広告収入の伸長により売上高が過去最高を更新
グリー株式会社は、平成24年6月期第2四半期決算を発表した。
<平成24年6月期第2四半期の連結業績>
(平成23年7月1日~平成23年12月31日)
売上高:719億6,100万円
営業利益:391億8,200万円
経常利益:389億9,000万円
四半期純利益:221億9,000万円
なお、平成23年6月期第3四半期より連結財務諸表を作成しているため、平成23年6月期第2四半期の数値及び対前年同四半期増減率については記載されていない。
主力のインターネットメディア事業の拡大に向け、その中核を成すモバイル・PC向けSNS「GREE」において、ユーザー数の拡大、収益基盤の確立・強化に取り組むほか、ユーザー数の拡大に向けては、引き続き大手通信事業者との連携やTV-CM放映などによるプロモーションに取り組んだ。
売上高については、有料課金収入の順調な伸長(対前四半期比39.2%増)に加え、広告
メディア収入も堅調に推移(対前四半期比10.5%増)したことから、過去最高を更新。
収益基盤の確立・強化に向けては、引き続き自社ソーシャルゲームの拡充など収益基盤の安定性向上を図った。平成22年6月から開始した「GREE Platform」では、平成23年12月末時点で約510社のデベロッパーから約1,350タイトルの多様なコンテンツが提供され、ユーザーのアクティビティの活性化並びに一部有償アイテムなどを通じた収益化に貢献している。
スマートフォン対応の自社ソーシャルゲーム数が着実に増加するとともに「GREE Platform for Smartphone」では、平成23年12月末時点で、約290社のデベロッパーから約700タイトルのコンテンツが提供されるなど、スマートフォン対応も順調に進展している。また、世界9拠点体制の構築を進めるなど、国際展開を急速に進めている。
さらに、「GREE」と平成23年4月に買収したOpenFeint,Inc.の運営する世界最大級のスマートフォン向けソーシャル・ゲームプラットフォーム「Open Feint」の間で、ブランド、ユーザーベース、ソーシャルメディア、ソーシャルプラットフォームのすべてを統一したワンプラットフォームの構築も進めている。
サイト内の安全性およびサービスの健全性の維持に関する取り組みとしては、平成20年8月に一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(以下EMA)より、サイト運用管理体制に関する第三者認証を取得して以来、EMA基準以上の管理体制を維持し、継続的・定期的に実施されるEMAの審査を通過しており、さらに、一層強固なパトロール体制の整備、青少年の保護・健全育成に向けた取り組みの強化などを継続的に実施し、ユーザーによる安心かつ快適な利用環境の維持、並びにサービスの健全な発展に努めている。