インプレスHD、通期業績予想を修正 売上高110億円と9.8%減少も、純利益は子会社売却などで5,000万円増加
株式会社インプレスホールディングスは、2011年5月12日に公表した連結業績予想および配当予想を修正した。
<2012年3月期通期連結業績予想の修正>
(2011年4月1日~2012年3月31日)
売上高:110億円(前回予想より12億円減、9.8%減)
営業利益:1億4,000万円(同 6,000万円減、30.0%減)
経常利益:1億円(同 5,000万円減、33.3%減)
当期純利益:2億円(同 5,000万円増、33.3%増)
売上高については、利益への影響が限定的であるもののソフトウエアのオンライン販売事業を譲渡したことに加えて、東日本大震災以降のIT セグメントの広告収入の回復遅れが主要因となった。また、第4四半期以降につきましては、年賀状関連商材などの大型季節商品の返品リスクなどを勘案している。
営業・経常利益については、ITセグメント以外の広告収入やアジア関連事業が堅調に推移しており、原価抑制や販管費の削減効果なども寄与し、予想に対し若干の減少に留まる見通し。
特別損益については、第2四半期までに発生したオンライン販売事業の譲渡益や子会社株式売却益に加え、前期に引当てた災害損失が想定を下回ったことなどにより1億円程度の利益発生が見込まれ、当期純利益は5,000万円増加する見込み。