WOWOW、第3Q決算 有料放送収入の前年同期比減やテレマーケティングの受注減少などから減収減益

株式会社WOWOWは、平成24年3月期第3四半期決算を発表した。

<平成24年3月期第3四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年12月31日)
売上高:491億9,100万円(前年同期比 0.1%減)
営業利益:50億9,000万円(同 15.7%減)
経常利益:53億4,100万円(同 19.6%減)
四半期純利益:33億8,000万円(同 12.9%減)

震災の影響、アナログ放送の停波などにより、有料放送収入は対前年同期比で減少、デジタル放送移行対応業務受注の増加などがあるものの、テレマーケティングセグメントにおける受注減により、売上高は減収となった。平成23(2011)年10月からの3チャンネル化に伴い、番組費が前年同期に比べ13億2,400万円増加し、販売費および一般管理費の節減に努めたが、営業利益、経常利益、四半期純利益は減益となった。

各セグメントの状況は次の通り。

<放送>
第3四半期連結累計期間における放送セグメントの売上高は、470億2,600万円と前年同期に比べ2億5,200万円(0.5%増)の増収、セグメント利益は44億6,700万円と前年同期に比べ5億9,700万円(11.8%減)の減益となった。
第3四半期連結累計期間の新規加入件数などは次表の通りとなった。複数契約は、第3四半期末時点において330,767件(前年同期末デジタルダブル契約数に比べ59,211件の増加)となった。

<テレマーケティング>
東日本大震災の影響に伴うアウトバウンド業務を中心とした受注の減少により、第3四半期連結累計期間におけるテレマーケティングセグメントの売上高は48億6,600万円と前年同期と比して5億円(9.3%減)の減収となり、セグメント利益は6億3,800万円と前年同期と比して3億5,200万円(35.5%減)の減益となった。