DMSの第3Q決算、増収に加えて固定費削減や事務所集約化で四半期純利益前年同期比85.6%増
株式会社ディーエムエスは、平成24年3月期第3四半期決算を発表した。
<平成24年3月期第3四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年12月31日)
売上高:130億900万円(前年同期比 5.7%増)
営業利益:4億8,300万円(同 55.1%増)
経常利益:4億4,000万円(同 52.9%増)
四半期純利益:2億200万円(同 85.6%増)
営業利益は、増収効果や生産現場における固定費低減により売上総利益が前年に比べて1億2,400万円増加したことと、事業所集約化などにより販売管理費が4,700万円減少したことで増益となった。また、連結四半期純利益は、特別損益において保有株式の評価損4,300万円、さらに税金費用を1億9,800万円としたことなどにより、増益となった。
セグメントの業績については次のとおり。
<ダイレクトメール部門>
企画制作から情報処理、封入封緘を一括して手がけるトータルサービスと郵便やメール便のスケールメリットを活かした提案型営業を積極的に展開した結果、顧客企業における業務委託先の見直しに伴う引合いや震災の影響で延期されていた販促活動の再開需要を順調に取り込めたため、売上高は118億7,300万円(同6.5%増)、セグメント利益は8億5,000万円(同 21.8%増)となった。
<セールスプロモーション部門>
各種販促支援および企画制作業務の新規受注に努め、顧客のバックオフィス業務に対する需要を順調に取り込めたことで、売上高は8億8,100万円(同 7.8%増)となった。また、セグメント利益は増収効果と固定費の抑制が奏功して1億300万円(同 34.4%増)となった。
<イベント部門>
販売促進・スポーツイベントなどの運営・警備業務に注力したが、東日本大震災の影響により上期に予定していたイベントの中止や縮小などにより、売上高は2億1,700万円(同 31.5%減)、セグメント損失は1,100万円(前年同期セグメント損失22万5,000円)となった。
<賃貸部門>
前期に竣工した千代田小川町クロスタビル(東京都千代田区)は、当第3四半期に入って全室成約した。このため、売上高は2,500万円(同 158.3%増)となったが、期中における成約のため、収支はセグメント損失1,800万円(前年同期セグメント利益600万円)となった。